葉酸とは?

【薬剤師解説】葉酸とは?なぜ妊活中に葉酸なの?

「妊娠が分かったら、積極的に葉酸を摂取すべき」

これは多くのメディアで取り上げられていることですし、実際に産婦人科の受付カウンターでは医師推奨の葉酸サプリメントが販売されていることもあります。

しかし、

  • どうして妊婦さんには葉酸が良いのか
  • 葉酸が不足すると子供にどういうリスクが生じるのか
  • いつからいつまで葉酸をたくさん摂ればいいのか

など葉酸について深く知っている方はそう多くはありません。

妊婦さんだけではなく、葉酸はすべての女性にとって大変重要な栄養素です。

薬剤師リリカ
薬剤師リリカ

今回は、薬剤師である私が、葉酸を摂取するとどんなメリットがあるのか、また不足するとどんなデメリットがあるのかを解説していきます。

葉酸とは?

葉酸を英語で訳すと 【生化学】Folic acidです。

緑色のもの、葉ものの野菜に含まれていることが多いので、「葉酸」と名づけられました。

「葉酸」と漢字で記載するとわかりにくいですが、葉酸はビタミンBの仲間です。

ビタミンB群にはたくさんの種類がありますが、葉酸はそのたくさんあるビタミンBの1種に過ぎないのです。

水溶性ビタミン

ビタミンBは「水溶性ビタミン」というタイプのビタミンで、これは書いて字の通り、水に溶けるビタミンということです。

葉酸も例に漏れず、水に溶けるビタミンです。

葉酸のような水溶性ビタミンの特徴は、摂取しても尿中に排泄されてしまいます

この性質により、葉酸は過剰症よりも欠乏症のほうが問題になりやすいのです。

推奨摂取量

 食事からの葉酸摂取量厚生労働省推奨、付加量
※食事管理をした上で、追加することを推奨している量
妊活〜妊娠15w240μg+モノグルタミン酸型葉酸
400μg
16w〜出産240μg+食事性葉酸
240μg
産後(授乳中)240μg+食事性葉酸
100μg

男女とも成人の場合、240㎍(0.24㎎)前後が適していると言われています。

しかし、妊婦さんや妊娠の可能性のある女性、授乳婦さんはそれに加えて100~400㎍(0.1~0.4㎎)程度摂取する必要があります。

欠乏症について

葉酸が欠乏することによって起こる有名な症状に、巨赤芽球性貧血(別名:悪性貧血)というものがあります。

後の項目で詳しく解説をしますが、葉酸には細胞分裂を助けて血液を作るはたらきがあります。

葉酸が少なくなることで、血液を作る機能が滞ってしまうのです。

過剰症について

過剰症ではじんましんや神経障害などがあると言われています。

葉酸は水溶性ビタミンであり多く摂取しても尿中へ流れていきますので、通常の食生活の範囲ではあまり心配することは無いでしょう。

サプリメントなど人間の手の加わった葉酸は注意が必要です。

葉酸は水溶性ビタミンであり、食べ物から通常吸収しにくいのですが、サプリメントは吸収を良くするように加工されています。

そのため、正しい用量を大きくオーバーすると、過剰症が現れることがあります。

妊娠している場合、生まれてくる子に影響が出ることもありますので、サプリメントを利用する際は必ず用法・用量を守ってください。

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葉酸の効果・作用

葉酸には様々な作用があります。まず、妊娠・授乳に関わらず、葉酸が私たちの体の中でどのように活躍しているのか確認していきましょう。

DNAの合成:胎児異常の予防

葉酸は人間の基本、DNA合成を正常に行う栄養素です。

それは私たちだけでなく、妊婦さんのおなかにいる赤ちゃんでも同じことです。

葉酸が不足すると、DNAの合成がうまく進まないことがあります。

そうすると赤ちゃんの成長が遅れたり、先天性の異常につながることがあります。

よく、「妊娠が分かったら、積極的に葉酸を摂取すべき」と言われるのは、このためです。

骨を作る:骨粗しょう症の予防

骨粗しょう症は骨密度の低下が招く病気で、スカスカになった骨は簡単に骨折してしまい、ロコモティブシンドロームの原因になります。

あまり知られていませんが、葉酸は骨を健やかにする効果もあります。

この効果は葉酸だけに限ったことでなく、葉酸と同じビタミン群のビタミンB6やB12でも同じことが言えます。

骨密度を気にする場合は、葉酸だけでなくビタミンB全般をバランス良く摂取するのが得策です。

造血作用:動脈硬化の予防

葉酸とビタミンB12は、動脈硬化の予防に繋がると最近の研究でわかってきています。

動脈硬化は血中のコレステロール値が高いと起こりやすくなる、生活習慣病の1つです。

この病気が進行すると、心筋梗塞などのリスクが生まれ、最悪の場合命にかかわります。

葉酸をはじめとしたビタミンB群は、私たちの健康を維持してくれる大事な栄養素です。

葉酸が妊活中の女性、妊婦に推奨されるワケ

妊婦さんが葉酸を摂取する事には大雑把に3つのメリットがあります。

  1. 胎児の先天的障害、神経管閉鎖障害のリスクを減らせること。
  2. DNA合成を促進して、胎児の健康な発育を助ける栄養素であること。
  3. お母さん自身の健康を保ち、出産後も体力回復を助け、母乳をしっかり作れるようにすること。

赤ちゃんのDNA合成は、受精したその瞬間から始まります。特に安定期までの成長に葉酸が不可欠であると言われている為、妊娠が判明してからではなく、妊活中からの摂取が推奨されています。

最終月経の1日目を妊娠0日目とすると、妊婦さんが妊娠に気付くのは4~5週目であることが多いです。赤ちゃんの器官形成期は長く見積もって4週~11週くらいまでなので、妊娠に気付いてからの葉酸摂取だと、器官形成期に突入していることがほとんどなのです。

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知らなかったママ、大丈夫ですよ

妊娠に気付いてから葉酸を飲み始めたお母さん、「私は妊娠初期までに葉酸のサプリメントを飲んでいなかった!うちの子はもうだめかもしれない…」と悲観的にならないでくださいね。

あくまでも神経管閉塞障害のリスクを「減らす」という効果はありますが、もともとこの先天的障害は確率の低いものです。

おすすめの摂取方法

最後に、葉酸を摂取するための食材やサプリメントについて紹介していきたいと思います。

まずは食事から:葉酸を多く含む食品

葉酸は書いて字のごとく、葉っぱから摂ることができます。

野菜だとほうれん草、枝豆などから摂取出来ます。緑色の物に含まれていることが多いので、意識的に摂取するといいでしょう。

お肉だと有名なのはレバーです。しかし、催奇形性が危惧されているビタミンAも同時に多く含みますので、妊娠中はいたずらに摂取しすぎないようにしましょう。

他には納豆やホタテ、海苔などにも豊富に含まれています。バランスのいい食生活を心掛けましょう。

不足分をサプリから

冒頭で述べた通り、葉酸は水溶性ビタミンの一種で、吸収されず尿中に排泄されてしまうものが多いです。

食事から十分量が摂取出来ないときは、サプリメントの利用を検討しましょう。

葉酸のサプリメントは、天然型の葉酸の他に人工合成された形の葉酸が含まれているものがあります。

「人工合成」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、天然の葉酸よりも吸収を良くして、少ない摂取量でも効率よく葉酸を摂るための工夫です。

厚生労働省も、天然葉酸ではなく、合成葉酸(プロテイルモノグルタミン酸)の摂取を推奨しています。

しかし、吸収や利用率を良く改良した葉酸ですので、推奨範囲を超えた摂取にならないよう、気をつけて製品を選びましょう。

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食生活を振り返ってみませんか?

いかがでしょうか。

葉酸は、私たち人間の身体を健やかに保つ、重要なビタミンの1種です。

様々な体の不調を整えてくれる効果もありますよ。

これを機に、いつもの食生活を振り返り、

「食生活が偏っているな、野菜が足りていないな」と感じる方は、食事の工夫、サプリメントでの葉酸の摂取を検討してみてくださいね。

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ABOUT ME
リリカ松本
リリカ松本
28歳の薬剤師です。現在不妊治療中で、仕事に通院に忙しい毎日を送っています。趣味は仲間とボードゲームをワイワイ遊ぶことです。
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